地獄に手を振れない。

 

明日(皆様には今日だが)早起きするためにブロンをビールで流し込む。経験から、この飲酒量に何錠入れればすぐに眠れて早く起きれることをもう知っている。もうすでに眠れそう。気が向いたのでストレッチと筋トレをする。好きな人に嫌われたくなくて、ブスじゃなくなりたくて。まつげ美容液をつけて保湿して足のマッサージして、全部好きな人に好きになってもらいたくてやってる。

この時点で未来をみていて、死のための行動ではないことが分かる。だけど、結局わたしの生の地盤には死があって、何か起ころうが何も起こらなろうが突然に"死"に脳を支配され動けなくなる。

どうして何も悲しいことがないのに悲しくなるんだろう。突然泣きわめきたくなって、誰かを傷つけたくなる。どうして展望がないのになにかをはじめたくなるんだろう。馬鹿みたいにお金を使って睡眠時間削ってがしゃがしゃ生きて。

自分の気分で誰かを傷つけたり怒らせたりするから、人との約束はしなくなってただでさえ作りづらい友達はいなくなって、結局無条件に愛してくれる彼氏という存在に甘え続けてってクソみたいなことしてる。いいのかそれで。

昼間の仕事をできないのも、シラフで人と話すこと、明るい場所でこれから関わり合っていかなきゃいけない人間と話すこともできないからだけどそれは人から見たら甘えなんだよなあ。

人間と話していると、自分の顔のコンプレックスが全て見られてブスのくせにとか色々思われているから頭ぶっ壊れそうになる。だから挙動不審になってまた変な奴だと思われて結局おかしなことになる。みんながみんなわたしを嫌うし、気持ち悪いと思ってるからわたしは世界に出たくない。こわい。

そんなこと言っててもう大人になって2年が経つ。未だに付き合いきれない脳味噌と、本当に離したくない人と、擦り合わなきゃいけない社会と、わたしはどうしようもなくて毎日お酒飲んでぬいぐるみを撫でて、歯を食いしばって生きている。

早く地獄に手を振って幸せと悲しみも全て愛したい。どうしたらいいのかわからない。