微温湯の享受

 

日々をなんとなくこなしている。

出勤、飲酒、退勤、飲酒、睡眠の繰り返しに、セックスや買い物や自殺を。

3年前から何も変わらないし、なんか今更変わらねーだろと諦めた。

自分は簡単に変えられないということ、よく分かった。短いスカートピンクのハンカチ赤いリップ伸ばしたまつげ、全部無意味なことは考えないようにしてる。

人生、誰かと別れて誰かと出会って、欲しいもの買って、可愛いもの好きで、美味しいもの食べて、そういうのを幸せだと思い込むようにしてるだけな気がしてくる。実際、素面の時に見る物事や風景に光も色も感じないし、かといって部屋で天井を眺めていると床と溶け合いそうで怖い。やらなきゃいけないことの最低限をギリギリセーフでクリアして、与えられる36度の水でなんとなく生きている。自主的に何かしようとは飲酒しなきゃ思えないし、何をするにも疲れるし、人となんて話したくないし、悲しくて泣きたくてブチ切れながら眠る。なんか何もかもが嫌で何もかも終わりたくて何もかもいらない。はあーあ。

あと5年生きてどうにもならなきゃ一緒に死のうねって、わたしは5年も人生をしなきゃいけないなんてちょっと辛いです。失うものに価値を見出せないなら、全て捨てて世界を終わらせてもいいかもしれない。

わたしが幸せにしてあげたい子も、丁寧にしたい生活も、好きな友達も、お酒も左腕もピアスも顔も、全部捨ててしまってさ。