午後六時。
洗濯機を回して、おからを炒りながら、未来について考えてみた。
馬鹿みたいに甘い抹茶ラテを飲みながらさっき話したことを思い出す。
わたし、今の仕事を続ければ、数年後にはたぶん自分のお店持つと思う。そういう風にできているから。そうしたら、きっとすごく大変だろうけど、達成感みたいなのはあるよね。いろいろなことを任されはじめた頃から、少しだけ、わたしは自分のお店持って自由気ままに経営でもしようかなってこと考えてた。
でも今、小さなクリーニング屋さんで昼間アルバイトをして、夜は身体にいいような料理なんて作っちゃったりして、毎日お洗濯をして掃除をして、なんかまったりゆったり暮らしていくのもいいんじゃないかなって思いはじめてる。優しい恋人と、かわいいぬいぐるみと、暖かいお布団、美味しいご飯があったら、幸せなのかもしれないね。
迷惑かけてごめんねって思うから、もう少し待っててねって、そんなこといわない。