一%と狂気、午前六時。

耳障りな人の笑い声、頭が狂いそうになりながら笑うわたし。狂気に満ちた店内は誰もが当たり前のように息をしてアルコールを摂取している。気持ちが悪くて頭がぼんやりする。みんな死ねばいいのに。みんな死ねばいいのに。 充電一%のケータイで恋人と繋がっ…

疲労と憂鬱、午後六時。

気がつくと暗くなっていた。 わたしは昼も夜も仕事をして、もらったお金は全部お洋服に使ってしまっている。なのに、着て行く場所はどこもないのでお家で煙草吸ったりご飯食べたり洗濯機回したりしてる。 ただただ消費するだけ。こんな人生に何の意味がある…

生と死、午前二時。

生きることに疲れてしまった。 何畳なのか知らない部屋に座りながら考えている。 お腹がいっぱいで眠たくて、煙草を吸いながら最後のお酒を開けようとしている。本当に、生きることに疲れてしまった。 てゆうか、なんのためにみんな生きてんの? 好きな音楽…

ギャンブル場とニュース、午後十時。

騒音の中、休憩スペースのソファに座って、甘いカフェオレを飲みながら煙草を吸っている。目の前のテレビでは、誰が死んだとか怪我したとか、そんなニュースばかりで飽きてしまった。そんなことは御構い無しで、大音量のハイテンションなBGMの中、パチンコ台…

夜と夕方、午前五時。

いつもみたいに洗濯機を回していた。壁がやけにオレンジ色だなあと思って見てみると綺麗な夕焼けだった。じっとみたら視界の真ん中に黒い丸が出てきたので、やっぱりオレンジ色は嫌いだと思った。 仕事が終わってコンビニで煙草を吸う。白い煙が紺藍の空に吸…

無理。

春の夜の匂いは死にたくなる。なんでかはわからないけれど、もうどうにもできなくなって、じぶんがどうしようもない人間になって、辛くて無理。好きな人のために、自傷はやめようって思ったのに、もう死にたくて死にたくてしょうがない。そういうじぶんが嫌…

午後六時。

洗濯機を回して、おからを炒りながら、未来について考えてみた。 馬鹿みたいに甘い抹茶ラテを飲みながらさっき話したことを思い出す。 わたし、今の仕事を続ければ、数年後にはたぶん自分のお店持つと思う。そういう風にできているから。そうしたら、きっと…

馬と鹿、午前十一時。

彼の生活を乱しているのはわたしだ。 学校に行かなくちゃ行けないのに、わたしの仕事が終わるまで起きて待っててくれる。彼は疲れていて、眠たいのに。わたしがわがままで寝たくないっていうと、おもしろい動画を一緒にみて笑ってくれる。お酒ひとりでのむの…

ごめんね、午前十時。

今日、お酒をあんまり飲まない約束をしたので、わたしはお店で作る梅酒ソーダをすごく薄くして飲んでた。 好きな人が好きと言ってくれる言葉は、本当にすごくて、馬鹿かもしれないけどそれだけで何だってできちゃう気がしたの。 わたしは今日、酔っ払わなく…

逃避、桃、午後七時。

幸せが今。 しくしく泣いちゃう彼の頭を撫でるとき。 うわくちびるをぷにぷにするとき。 怒られるとき。 おいで、って呼んでくれてお布団で一緒に眠るとき。 相変わらず周りの環境は変わらず、むしろ悪化している気はするけど、こういうことあるからわたし、…

灰皿と指輪、午後二時。

彼の家の透明なガラスの容器。 それが灰皿で机の真ん中にぽこんと置いてある。彼が昔の彼女からもらった灰皿。 お買い物に行った時、灰皿コーナーを眺めていた彼が、ぼそりと「灰皿ほしいな」と言ったので、ここぞとばかりにばかなわたしは「そうなの、そう…

躁と鬱、午後四時。

外は雨が降っている。 薄暗い部屋の真ん中、布団に体育座りでいる。エアコンは絶えず風を送る。乱雑な机上。隣で眠る彼氏。ねえ、市役所行くって言ってたじゃん。いまお腹が空いたのかどうかわからない。太ったから食べたくない。お酒飲んでるから今なにも食…

夏の終わり、午前三時。

元恋人からは相変わらず毎日電話が来る。正直、どのような意図なのかはわからない。 わたしはとったまま放置だった免許証を本来の目的で使うべく車の練習を始めて、ピアスを外し、昼間の仕事に応募した。受かる確率はめちゃくちゃ低いけどね。明日はリクルー…

終わりと始まり、午後三時。

安易に人を信じるのはやめよう。優しさはわたしだけに向けたものではなかったこと。優しさを勘違いするのはやめよう。 右腕の噛み跡が消える頃には、もう君のことなんて好きじゃなくなってる。 仕事を変えて働く頃には、もう君のことなんて忘れてる。 左腕を…

雨と白、午後一時。

恋人の家から、実家に帰る。たくさんの心配事と、悲しみも一緒に持って。 同じだったシャンプーの香りを洗い流して、お茶を飲んで一息つくと、なんとも言えない虚無感に襲われる。 頭にこびりついた光景は、アパートの外に落ちているまっ白くて綺麗な蛾、夜…

ドラマティックと人生、午後四時。

青い鳥が地面で死んでいる。蟻が列をつくり、そこに群がる。わたしの幸せはここで終わってしまっていた。最近夢と現実の境が曖昧になっていて、人の家で寝てると思ったら自分の家だしいると思ったらいないししてると思ったらしてない。でも笑ってるよ。 この…

ばかみたいじゃん。

好きなひとがいる。いま喧嘩をしているけど。 わたしはその人とそんなに長く続かないんじゃないかって思っている。でも好きなので、できる限り一緒にいたいとおもっている。 そして理想的な恋愛とは、と考えたときに、 「ギュッとしてから、ひっぱたいて、そ…

煙草とお酒、午前四時。

きみの、煙草の吸殻を外に捨てないっていうところが、とっても好きだっていうのも、伝えるには少し恥ずかしくて。 わたしは一人で今、外の風に吹かれてお酒を飲んでいるけど、なんだかすごく悲しい気持ちだ。 あかとみどりのひかりを眺めながら、自動販売機…

なぐり殺す。

幸せってなんだ? 自分がそう感じたらそれが幸せかな。 他人から見た姿は関係ない。他人にどれだけ不幸だと思われても、自分が幸せだと感じたらそれが幸せ。 ねえ、良い子ってなに? やってはいけない悪いことってなに? わたしお仕事頑張ってるよ。カラダに…

非日常と人生、午前五時

夜の仕事をしている人は、一見普通に見えてもどうにもできない問題を抱えている場合が多い気がする。昼間の仕事やりたいなあ、病院の受付したいって言ったら、「いや無理でしょ」って言われたので、どうして?と聞くと微笑みながら耳と腕を指差された。 ラブ…

蒼く白い朝。

カーテンから漏れる光は蒼白い。黄色ではないその光はわたしを落ち着かせ、落ち込ませる。冷蔵庫の音をききながら、夢のなかの感情を反芻。 日差しが強く、暑くて、人の目線がまとわりつくような感覚のする夏は本当に嫌いというか、昼間は外に出ると体調が悪…

素晴らしき我が人生。

人生って素晴らしい。 パパママありがとう。 産んでくれてありがとう。 水槽の金魚に餌を与える。僕は氷の溶けた麦茶を飲む。僕が水槽の上で腕を切ると、赤い血が滴って水槽の水に溶けてゆく。うわあっと、いやらしくくねりながら、赤い線は透明に沈む。 後…

人生ださすぎて。

セックスが終わった後、 「誰がわたしのこと大事にしてくれるの」 ってそんなこと言いながら泣いちゃって、本当に自分はダサくてキモいおんなだなって思う。 相変わらずの仕事、劣等感を抱えながら悲しくてしょうがなくて、なんだか叫びながら客の頭をボトル…

承認欲求について。

誰にだって承認欲求ってあると思う。 認められたいじゃん。認められないと、悲しいし寂しいし。その欲を満たすために、色々なことやってみる。 愛されたいなって気持ちもある。自分が好きになった人から愛されたらすごく嬉しいし。 わたしの知ってる人に、も…

自殺っ

すごい苦しくなっちゃった。 理由は知らない、考える気力すらない。ただ布団の上に横たわっている。毎日なんの意味もなく、母親にちくちく言われながら仕事をしている。わたしだってこんな仕事やだよ。誰かと比べられちゃうし、自分でわかってるってことたく…

いみってなんだろうね。

例えばわたしが、人以外のなにかだったら。 人間が、戦争をしたり、人を殺したりする事は、変だなって思うし、どうして同じ種類なのに、傷つけるんだろうって思う。自分で自分を傷つける行為や命を絶つ行為も理解ができない。だけど、なんのために生きている…

朝。

この時期のこの時間は、すごく明るい。 鳥が鳴いていてるし大通りは車もよく通る。 口に残る煙草の味に辟易しながら、明るい空に照らされて露わになった道の上を歩く。 もともと歩くという事は好きではなくて、それは外にいる人の視線だとか、日光だとか、そ…

装飾皆無。

「この人変わっているなあ」と思うことがたまにある。自分も誰かにそう思われているんだろうな、立ち居振る舞いに気をつけなければならないなあと考えていた。 一日の終わりに本日の自分の言動を振り返る「頭の中反省会」をする。たぶん昔からそうだ。あの時…

昨日。

日曜日のファミレス。ドリンクバーが目の前の席に案内されて、料理を頼み、運ばれてくるのを待つ。わたしたちはドリンクバー近くてめっちゃラッキーってはなしをしている。 五歳くらいのちいさいおんなのこが、グラスを持って歩いてきた。ストローはさしたま…

つかれちた。

今の仕事を始めて、もうすぐで八ヶ月。そろそろ辞めたくなってきた。わたしはとことん生きることにむかないようで、自分の思考でどんどん自分を苦しめていく。 あからさまにわたしをブスだと認識してそのような扱いをしてくる人に、いざブスだからと宣言する…