ぷるぷると愛
深夜のコンビニへ行ったことを思い出した。夏にパーカーとショーパンでサンダルつっかけて、タバコとアイス買いに行ったこと。
わたしにとって、深夜のコンビニは特別で、デートっていうしっかりしたものじゃなくて、ただ家からぷらぷら歩いてたまに手繋いで、夏だしなんか汗かいてキモいねって笑いながらおんなじ体温の液体が混ざっていくのがデートより何倍もロマンチックに思えちゃったんだよね。
それは今の彼氏といてはじめて知ったことで、わたしにとってめちゃくちゃ大切な思い出になった。泣きそうになるくらい苦しい素敵。
泥酔して迷惑かけまくったり、裸足で家飛び出したり、ていうか常にどうしようもなく駄々をこねるわたしをめちゃくちゃ甘やかして愛してくれた彼氏。めっちゃ愛じゃん、これ。忘れがちだけど。
今は離れたとこにいる心配性で可愛い恋人。心配しないで。
わたしは身近な優しさに頼って股開くほど弱ってないし、馬鹿じゃない。そりゃ辛いし寂しいし、クソな人生は変わんないけど、わたしはそこまで腐ってないし。
また一緒にコンビニ行こう。借りたDVD一緒に観て、次のディスクも借りてくればよかった〜って二人でモヤモヤしよ。
今はまだお互いぐちゃぐちゃになってるけど、もがいてぜってー幸せ勝ち取ろ。クソみたいな世界なんて無視してさ!
これは世界への宣戦布告。
いつかきみが幸せしか知らないみたいな顔で生きられるように。