終わりと始まり、午後三時。

 

安易に人を信じるのはやめよう。優しさはわたしだけに向けたものではなかったこと。優しさを勘違いするのはやめよう。

右腕の噛み跡が消える頃には、もう君のことなんて好きじゃなくなってる。

仕事を変えて働く頃には、もう君のことなんて忘れてる。

左腕を切らなくなる頃にはわたしは幸せになってる。

だからそれまでは、ゆっくり眠らせてよ。