昨日。

 

日曜日のファミレス。ドリンクバーが目の前の席に案内されて、料理を頼み、運ばれてくるのを待つ。わたしたちはドリンクバー近くてめっちゃラッキーってはなしをしている。

五歳くらいのちいさいおんなのこが、グラスを持って歩いてきた。ストローはさしたまま、グラスの中身が空っぽなのに、ストローの先を噛みながらグラスの中に入れている。グラスを置いて、コーラのボタンを押す。ガーっていう音と一緒に黒っぽい炭酸がグラスに満ちていく。おんなのこは、グラスにいっぱいはいったそれを確認して手に持った。そうしたらその子、ドリンクバーの機械のところに、グラスを傾けてジャバジャバ飲み物を捨てた。グラス二センチくらいになったところで口にくわえていたストローをまた突っ込んで席にもどっていった。それを何回か繰り返していて、本当にこの子どもが死んじゃえばいいのにって思った。次にちゃんと子どもにそういうことはしちゃいけないって教えない親も、死んじゃえって思った。そう思ったら、もうばかみたいなかおしてご飯食べているみんなのことすごく嫌いになって、みんな死んじゃえばいいのにって思った。でもそんなことみんな知らないで、楽しそうにしているから、わたしが死んじゃえばいいんだなって思ってまた悲しくなった。